雰囲気が
やしさくて
-空舞-
星彩ちゃんと関平と話した、姜維が追いかけてきたから
二人に挨拶をしてその場を離れた
「急に走り出したから、驚きましたよ」
「ごめんごめん。なんだかドキドキしたから走り出しちゃった」
姜維は少し困ったように笑った
「は武術の経験があるのですか?」
武術・・・
武術っていったらやっぱ少林寺拳法とかそういう系?
・・・文化部の自分には無縁すぎるよ
「ほとんどないけど・・・
あ!でも剣道なら少しやったことあるよ」
「剣道・・・とは?」
「竹刀っていう竹でできた刀を使って、叩き合うっていうか・・
うーん・・説明しにくいっ!」
「では、また見せてもらえませんか?」
何を言い出すんだ、姜維さん
剣道なんて授業でほんの少しやっただけなんだけど
しかも何ヶ月前だったっけ・・・
「え・・でも下手だけどいい?」
「もちろんです!また鍛錬場にて、お願いしますね?」
「うん!」
なんだかんだ話しているうちにいつの間にか
部屋の前まで戻ってきていたみたいだ
「城内の重要なところはほぼまわれました。
時刻もちょうど昼時ですし、今日はこれぐらいにしましょうか。」
「うん、ありがとう姜維!城内案内楽しかったよ」
「喜んでもらえて光栄です。それでは」
姜維に手を振りながら、自室の戸をあけると
姜維も振りかえしてくれた
なんだか、嬉しいな
戸を閉めた後、今日のことを思い出してみた
資料室や鍛錬場とか・・色々みれて楽しかったな
と、考えていたせいか、背後の人影にまったく気づいていなかった
「おかえりなさいませ、様」
「ぅおあ!?」
何度目の叫びだろうか、本当に
心拍数が跳ね上がった
振り返ると、あの女の人がいた
「あ、貴方は・・」
「紹介が遅れましたね。私、本日より様の女官となりました、費綺と申します」
女の人―費綺さんの言葉に耳を疑った
女官、ですと?
この何もとりえの無い一般女子高校生の私に?
「え、え?」
「精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたしますね、様!」
「そ、そんな!私に女官さんなんて」
「なぜですか?」
費綺さんは首を傾げた
綺麗な茶色のセミロングが流れる動作に、見とれてしまった
「あ、えっと私はそんな偉い人っていうか、階級も高くない一般人ですよ?」
費綺は手を口元にあてて、クスクスと笑った
「様は、勝利の神じゃないですか?」
「・・・あ!」
綺麗さっぱりと忘れていた自分を殴りたくなった
そういえば勝利の神、なんだよな
しかし実感がまったくない
「・・・もしかして、お忘れでしたか?」
「・・はい」
少しの沈黙
う・・・なんだか気まずい雰囲気なんですけど
「様は、面白い方なんですね」
「同じようなことを、前誰かに言われた気がします・・」
「ふふっ。私、貴方の女官を勤めることができて嬉しいですわ」
そっ、と両手を握られる
近くで見ると、ますます綺麗な顔立ち
こんな美人な人が・・私の女官さん
雰囲気はやわらかくて、なんだかお姉さんみたいな・・
「あ、あの!」
「どうしました?」
「一つお願いしていいですか?」
「えぇ、もちろんです」
「えっと・・・様なしで呼んでいただけませんか?」
費綺はの発言に驚いた顔をした
そして軽く目を伏せた
「私は貴方様の女官ですので・・・そう簡単に呼び捨てをすることは・・」
玉砕覚悟で聞いてみたけど、やっぱりダメなのかな
少し悲しくなって、顔をさげた
「・・ダメ、ですか?」
「・・・それでは、二人のときだけでも宜しいですか?」
その発言にバッと顔を上げて費綺を見た
われながら単純なやつだ
優しく、微笑んでいた
「っありがとう!費綺さん・・じゃなくって綺姉!」
「綺姉?私のことですか?」
「うん!費綺さんってお姉さんな感じがするから・・」
「貴方のような妹なら大歓迎ですわ、」
義姉妹の絆
(義姉ができました!とっても素敵な方です!)
***
綺姉が目立つ目立つw
彼女にはほんと戦場でお世話になっておりますぜ・・
修羅のときの回復にはかかせない・・
次は無双キャラをだします!